湘南クラシックサロン(室内楽)

    放送時間:毎月第4土曜日 8:00〜9:53
    再放送 :  翌日日曜日 21:00〜22:53

    ■ラジオ放送    :レディオ湘南 FM83.1

    ■インターネット放送:サイマルラジオ


2008年07月26日

2008年7月放送

2008年7月放送

湘南に 本格的な夏がやってきました。いかがお過ごしでしょうか。三浦郁子です。 今日の湘南クラシックサロン、室内楽の時間は オーストリアのインスブルックをご案内しながら、久し振りに モーツアルトを特集してお送りしようと思います。 まず 一曲 聴いていただきましょう。 ピアノ四重奏曲、第2番 変ホ長調 K.493 イングリッド・ヘブラーのピアノ、ミヒェル・シュバルベのヴァイオリン、ジュスト・カッポーネのヴィオラ、オトマール・ボルヴィツキーのチェロで 全3楽章の演奏をどうぞ。

ピアノ四重奏曲 

イングリッド・ヘブラーのピアノ、ミヒェル・シュバルベのヴァイオリン、ジュスト・カッポーネのヴィオラ、オトマール・ボルヴィツキーのチェロで モーツァルトのピアノ四重奏曲、第2番 変ホ長調 K.493 でした。 いかがでしたか? 東西に長いオーストリアの東の端がウィーンなら、西の端には チロル地方の中心都市インスブルックがあります。二度に渡る冬季オリンピックの開催地として記憶に残っている方も多いことでしょう。 夏はチロルの山を歩くアルピニスト、冬は スキーウエア、スキー靴のままで街中(まちなか)を歩くスキーヤーをたくさん見かけます。インスブルックは チロルの小さな村を訪ねる拠点ともなっている町で、アルプスの谷間に点在する村には 街の文明とは無縁の、農家の知恵と伝統が 今も息づいています。 チロル特有の大きな三角形の屋根、花があふれるベランダ、カウベルの音、一日に何本もないバスを 気長に待ってでも行ってみる価値のある村が無数にあります。 私は その一つ、アルプバッハという村に滞在しました。アルプバッハについては 以前にも この番組で 詳しくご案内しましたが、典型的な民家と、山の斜面に並ぶ、牛やヤギの小屋、幾重にも連なる山並みを眺めていると、何時間でも過ごせそうな、のんびりとしたところです。 夏の国際平和会議の会場となって有名になり、自動車道ができて 他の村との交流が始まってからも 村の風習や 民族衣装は 頑固に守られていて、谷が違うと 言葉が通じないこともあるほどです。 では ここで、ヴァイオリンソナタを2曲聴いていただきましょう。 オスカー・シュムスキーのヴァイオリン、私の室内楽の先生であるアルテゥール・バルサムのピアノで、モーツァルトのヴァイオリンソナタ第24番 K.296 全3楽章の演奏をどうぞ。

ソナタ第24番 K. 296 

オスカー・シュムスキーのヴァイオリン、アルテゥール・バルサムのピアノで、モーツァルトのヴァイオリンソナタ第24番 K.296でした。 では 同じアルバムから もう一曲、第33番 K.377 全3楽章の演奏をどうぞ おききください。
 
ソナタ第33番 K. 377 

オスカー・シュムスキーのヴァイオリン、アルテゥール・バルサムのピアノで、モーツァルトのヴァイオリンソナタ 第33番 K.377でした。 インスブルックは 市内の観光だけなら 半日もあれば十分です。みどころは 主に、旧市街に集中しています。 ここには 今日の特集、モーツァルトの足跡を探すことができます。ヘルツォーク・フリードリッヒ通りに入ってすぐ、右側に モーツァルトが 父レオポルドと一緒にイタリア旅行したさいに泊まったホテル、ヴァイセスクロイツがあるんです。 2階の壁に記されているので 見るとわかります。 また入口近くの壁には 幼いモーツァルトの日記が刻まれています。 左右のトルコ風の緑色の丸屋根が美しい王宮を中心に、旧市街には 石造りのアーケードがあり、土産物屋やカフェが軒を連ねています。 表にぶら下がっている鉄の看板は 文盲の人でも 一目で何の店がわかるようになっていますが、デザイン的にも 非常に美しく、見て歩くと楽しいものです。 王宮の屋根が トルコ風というお話が出たところで、一曲、デービッド・オイストラフのヴァイオリン独奏で モーツァルトのヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 「トルコ風」を ディミトゥリ・ミトルプーロス指揮、NYフィルハーモニックオーケストラの演奏でお楽しみください。 オイストラフのアメリカデビューのライブ録音、1956年1月1日の演奏です。

ヴァイオリン協奏曲 

デービッド・オイストラフのヴァイオリン独奏で モーツァルトのヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 「トルコ風」を ディミトゥリ・ミトルプーロス指揮、NYフィルハーモニックオーケストラの演奏でした。古い上に ライブ録音なので お聞き苦しい点は どうぞ ご容赦ください。 録音技術は この数十年の間に 信じられないくらい進歩しましたが、私は このころの 演奏や録音が好きで 我が家には レコードがいまだにたくさん置いてあります。 特に ミトルプーロス、カンテルリといった指揮者が好きで、海賊版もたくさん集めています。 CDもいいのですが、やはり 雑音の入った録音には 愛着があります。 では 最後に 皆様もよくご存じの名曲、アイネクライネナハトムジークで 今日のお別れにしたいと思います。 カペラ・イストロポリターナの演奏で どうぞお聴きください。

アイネクライネナハトムジーク 

アイネクライネナハトムジークをお聞きいただいています。今日の湘南クラシックサロンは チロルの町、インスブルックをご案内しながら、モーツァルトの室内楽を聴いていただきました。いかがでしたか?ここで ちょっとお知らせです。来る9月15日(月祝)私が主宰している室内楽コンサートシリーズ「ピアノと仲間たち」の第35回演奏会が 中区 港の見える丘公園横、岩崎ミュージアム内にあるゲーテ座で 開催されます。 今回は ベートーベンのピアノ三重奏曲「幽霊」と フォーレのピアノ四重奏曲を予定しています。 ヴァイオリン木全利行さん、ヴィオラ古川原裕仁さん、チェロは藤村俊介さんです。開演は午後2時、予約制ですので 「ピアノと仲間たち」HPからご予約いただくか、電話まで お願いいたします。お問い合わせ、お申込みをお待ちしています。来週のこの時間は 川口 博さんのオペラ、そして 来月の室内楽の時間は イタリアのコモ湖周辺をご案内しながら イタリアの作曲家の作品をご紹介したいと思っています。どうぞ、お楽しみに、では 今日はこのへんで。ご案内は三浦郁子でした。


posted by ikuko at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年 ON AIR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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